ある屋敷の宝 あとがき
注意:以下、ネタバレを含みます!
「ある屋敷の宝」の謎・ストーリー等を担当しました、くしゃです。 ここでは、ゲームの裏設定や制作秘話のような話を徒然と書いてあります。 エンディングを2つとも知っている前提で書いてありますので、ご注意ください。
まず、気になっている方も多いであろう、最後の謎の答え「ELSIE」について。
これ、読みは「エルシー」で祖母の「Elizabeth(エリザベス)」の愛称の一つです。 おそらく愛称としてはBethとかの方が一般的なのでしょうが、 最後の謎をああいう形にすると、表せるアルファベットは限られてしまいます。 人の名前でなんとかひねり出したのがこれでした。
あと、「ELSIE」は主人公「Alicia(アリシア)」の愛称でもあります。 おそらく、エリザベスは孫の顔を見る前に亡くなってしまったのでしょう。 その後生まれた女の子の名付け親は、祖父だったのかもしれません。 そんな裏設定もあります。
とても細かい話ですが、それぞれの謎にもちょっとした伏線(?)があったりします。
キッチンの箱:最後の謎で使える館内図を、アイテムとして入手する
広間:ティアラをした肖像画を見せる
子供部屋:カーペットの色の違いが問題に出てくる
客室の覆面算:中庭に墓があることを見ておいてもらう
ダイニング:伏線ではないが、日記の内容を問題に使いたかった
書斎の扉:エンディング分岐のヒントになる手紙の存在を思い出してもらう
ちなみにダイニングの座席ですが、エリザベスの席が「E」になっています。 各座席のアルファベットは家族のイニシャルをイメージしています。 細かいですね。これはもう裏設定というか、私がちょっと遊んでみただけですが。